ソフトウェア設計法。

今世間では耐震強度偽装のニュースで持ちきりだ。
海外のテレビではチェルノブイリの特集ばっかりやっているみたいだけど。


ところで建物の設計には法律と資格が必要だ。まあ、安全問題だから当然だけど。
しかし、ソフトウェアの設計にはそういう規定や法律はない。
一応国家試験を含め各種試験があるものの、時代の流れなどもあっていまいちこれといった資格はない。
単にプログラムを書くことにはもちろん、業務用のソフトウェアや医療用のソフトウェア、家庭用組み込みまで絶対必要な資格というのはない。
ほとんど信頼性で成り立っているようなものだし、今の段階では設計ミス(仕様とも言う。)や、バグあるのは当たり前になっている。
セキュリティにしても目標として厳しくはなっているものの、法的拘束力のあるものはない。
せいぜいコンピュータがらみの法律といえば、著作権不正アクセス禁止法くらいだろう。


この自由さが個人的にはとても好きなのだが、この先将来、コンピュータが生活に完全にとけ込んだとき、厳しい法律ができたりするのだろうか。
たとえば、ソフトウェアセキュリティ法というのができて、ネットワークを扱うソフトにはバッファオーバーランバックドアの対策を必ずしなくてはいけない。
そして、それには金がかかるので企画会社が設計会社にコストダウンを要求。設計者はセキュリティを甘くして…。(検査は手作業。)
なんてことがもしかしたらあるのかもしれない。