慣れか基本か。

基本は大事であることは言うまでも無い。
基礎はきっちり固めておいたほうがいい。
しかし、どこからどこまでが基礎なのかを見分けるのは難しい。
全部片っ端から基本と思しきところを完璧にしていくやり方はやや完璧主義的であるし、かなりの時間を要する。


なれることも重要だ。
一からとろとろやっていたのではいつまでたってもそのレベルにとどまるしかない。
いずれ頭打ちになってしまう。
そこで、「慣れ」をうまく使う。
英語環境に慣れる。難しいことに慣れる、それを当たり前にする。高山に行って低酸素濃度に慣れる。


慣れ、というのは非常に強力だ。 一度慣れてしまえば自分にとってそれが当たり前になるので以前やっていたことがとても簡単に思えてくる。
例えば、小学校のときはあれほど難しかった問題も今ではなんてことなく解ける。
(ただし、いわゆるお受験問題に関しては十分な経験をつんではいない。)


逆に慣れというのには欠点がある。
あまりにも難しすぎるのであきらめてしまうというリスクだ。

具体例、パズルゲーム

さて、どうしてこんなことを考えたのかというと、なんてことは無くてパズルゲームの腕を上達させたいだけだ。
ここで言うパズルゲームとは落ちもの系、ぷよぷよとかメテオスをさす。

  • 短い時間で判断する。
  • ボーっとする時間は無い。
  • 現状を把握して何をするか決定する。
  • 戦略、攻撃のタイミングやその他の行動方針。相手の心理を読む。

以上の目的を的確にできればかなり強い部類に入るだろう。
まずゲームの性質について考えて見る。
脳が活発に働くかどうかは知らないが、おおむね大脳を使うだろう。

  • 自分のますをひとめで把握する。 視野が広いほうがいい。
  • 色や模様を見分ける。 特に細かいのがある。
  • 自陣の状態を記憶する。
  • 一手。どこに、どのこまを動かすかを決める。 これ重要。
  • 基本的パターンを展開する。 いわゆる基本テクニック。2〜3手
  • 応用パターンを展開する。

結構脳みそを使うよね。(希望的観測)
まず、視野の拡大と色と模様の判別は瞬時にできなくてはならない。これが弱いと大変不利になることはいうまでも無い。
記憶力に関してはイメージ力(つまり右脳)を使うわけだからこれもできたほうがいい。
ルールと基本パターンがいわゆる基礎であろう。


さて、ここで慣れか基礎か、という問題に直面する。
「慣れ」るためには難しい。でひたすらがんばればいい。しかし、逆にあきらめてしまう可能性もある。
がんばってやってはいると早さはなんとも感じなくなるが一向に上達しそうにも無い。
「基礎」を鍛えるためにはひたすら基本パターンをやればいい。
しかし、以前「なぞぷよ」なるものを全クリしたことがあるが、大してぷよぷよの腕が上がったわけではない。


中古でメテオスを買ったわけだが、セーブデータを見るとプレイ時間35時間で100%クリアしてあった。
パズルゲームって上達する人はするが下手な人はいつまでたっても下手なような気がする。