頭脳の果て

頭脳の果て

これを買ってきた。(実際に買ったのは昨日)
絶版になってたのが再販になったのを思い出したので早速購入。
まず、2000円しないのに450ページくらいある。安くてボリューム満点。


で、中身はイメージストリーミングをはじめいろいろなテクニックが書いてある。
それについては他のページとかで議論されているのでここでは触れない。
中身を見て思ったこと。
これ93年頃出版されたはずなんだけど、かなり広い範囲にわたって関連事項が書かれている。
まず、科学分野について、フロイトやらユング精神分析とかでよく出てくるわけだが、
それにとどまらず、ビアジュ、ドーマン、七田真(右脳研究)、ポール・シーリィ(フォトリーディング開発者)などなど、広がりがある。
さらにはキリスト教関連、哲学、思想、日本、ソ連などかなりいろいろな知識と連動させて描いてあることに感心した。


そもそもビジネス書とかで売れている自己啓発の本は大抵その本の中で完結しているか、或いはセミナーなどの単なる紹介にとどまっていることが多い。
ところがこの本や、シーリィ氏の書く本は弟子が新しいことを始めて活躍したり、研究者同士で有用と思われることについて描いてあったり、とにかくコミュニティーみたいなものが感じられて大変好感が持てる。
この本ではフォトリーディングのやり方についても触れられている。
残念ながらマインドマップについては書いてない。(代わりにフリーノーティングというものについて書いてある。)


そういえば、和書には参考書籍リストが載ってなかったりする。学術書あたりはさすがにあるけど。