黒じゃないなら白だ!

一般的にアイデアや想像力を妨げるものは常識や固定観念や先入観だといわれている。
しかしこれらはアイデアを妨げるだけではなく問題をよく引き起こす。
代表的なのが、根本的な間違いに気づかないことと、黒じゃないなら白だとすぐに決め付けてしまうことだと思う。


常識で持って物事の違いを理解せずに決め付けてしまうのはよくあること。
「うまくいくわけない」「そんなことあるわけない」「ばかばかしい」など、頭の固い人がすぐ言うことだ。

  • あらゆる可能性を考えない。(仮定すらしない。)
  • 物事や概念の微妙な違いを無視する。(レッテル、先入観)

これについては世の中でもいろいろ騒がれているし、本も出ているので気をつけようとしている人もいるだろう。
ただ、物事の微妙な違いに注意を払っている人はどれくらいいるのだろうか。
病気ではないことと心の底から健康であることの違いは何だろうか。


根本的な間違いに気づかないことというのは多いかもしれない。
単なる思い込みやマスコミの宣伝に踊らされたり…。
なかなか気づきにくい上、今度から気をつけようとはあまり思わないような気がする。
こういうのはクイズネタにしょっちゅう使われる。

  1. 自家用セスナで隣の島まで行きます。82.5kmあります。問題はありません。40km/hで行くと何分かかりますか。
  2. (普通は図で出題)△ABC AB=3 AC=5 BC=8 Aからおろした垂直二等分線の長さは?
  3. AさんとBさんの子供はA型 BさんとCさんではB型 ではAさんとCさんでは?

答え、(ここでは話題の例としてあげているのでクイズの是非は扱いません。)

  1. 40kmでは失速して飛べません。
  2. 0 AB+AC=BC より、これはただの線分です。
  3. 答えなし。Aさんを男と仮定するとCさんも男。逆もまた然り。

でもまあそんなことはどうでもよくてクイズでさえ気づかないのだから、現実だと気づいてないことはもっと多いのではないか。
単にクイズやお話で終わらせるのではなく、いかにしてこういう話題を人生に役立てるのかが重要。