そんな便利なものがあるなら今頃大流行しているよ。
こういう発言は超常現象否定派や常識あふれる善良な一般市民からよく聞きます。
例えば魔法とかヒーリング能力とか。ちなみに私は肯定派です。
だって医学に頼るの嫌い。あまりにも対処療法が多すぎ。おカルと文化も嫌いだけど…。
さて、こういう超常現象はほんとうに便利なのだろうか。便利だとしたらいつからはやるのだろうか。便利なものは必ず現代では大流行なのだろうか。
これらのことを考えないで安易に発言するのはどうかと思う。あらゆる可能性を考慮する。そうでないと、科学万能とか言っているのと同じだ。科学は世界の定義ではない。
ここではいろいろと考えてみる。
まず、考えられるのはそもそもそんなものはないという説。
夢のない話だが現代では圧倒的に支持されるだろう。あとは素粒子とか数学とか遺伝子について考えて入ればよいわけだ。幽霊も霊媒師も占い師も再馬場もいんちき。そう考えれば単純で分かりやすい。
次は本当に存在したけれどもはやらなかったという説。
- ある国の国王が医者で魔法とか気に入らなかったので圧力をかけたか排除した。
- 世の中とはそんなもの。よいものが必ず流行るとは限らない。
- いつの間にか他の学問になってしまった。
- ばかばかしくて誰も習わなかった。
- 悪徳商法が流行ったので店じまいせざるを得なかった。
- 似非業者がへまばっかりやっていてイメージダウンして廃れた。
- 戦争とかで失伝してしまった。
- デマが流れて誰も信じなくなった。
- 難しすぎて後継者が居なかった。
- 門外不出の術だった。
- 宗教が流行っていた。
- 客に負担がかかるので客が居なかった。
などいろいろ考えられる。情報伝達なんていい加減だった時代なので常識が頼りなのだろう。
実は結構流行っているという説。
- 今は悪徳業者の陰に隠れてはいるが、裏の世界では流行っているのかもしれない。
- マスコミが嫌い、或いは流行らせたくないのでひっそり隠れている。
- 本人たちに自覚がない。
- どこかに隠れ里を作って快適に過ごしている。
- 他の星に移住した。
- 時代が勝手に変なイメージを作ってそれが定着した。
- 御伽話とか不思議なものを作ったりする職人が魔法というイメージを作り出した。
- おカルとオタクよけの魔法がある。
- 標準規格の制定でもめている。
- くるもの拒まず去るもの追わず、という経営方針。
- 手探り状態なので一般公開できない。
- 実用方法が思いつかない。みんな未熟で使い方がよく分からない。
- 俗世から離れて暮らさなければならない。
もう常識という説。
- 常時制御されないものが垂れ流しになっている。
- 実は夢がそう。一般人には制御不能。
- あまりにも複雑すぎるので認識できない。
- 生命活動自体がそれ。
- この世自体の活動がそれ。
- この世自体がはかない幻想。
- 「魔法なんて常識よねえ奥様、だけど馬鹿には一生、理解できないらしくてよ。おーほほほ。」
- そもそも人生は魔法による実験。
- 言語が魔法、「ラーメンひとつ」って言えば人が動くでしょ。もちろん制御は難しいよ。一朝一夕ではできないよ。
まあ、いろいろ考えられる。そもそもわれわれの意識自体が何なのかよく分かっていない。
古代の人たちはナスカの地上絵とかピラミッドとか古墳とかいまでさえ難しいものを作っているのだ。あとは洞窟絵画とか恐竜の絵とか。
それにわれわれは視覚の訓練は何年もやるが第六感の訓練はやらない。
とりあえず個人としては薬や手術に頼らずに病気がお手ごろ価格で治ればよい。
のんびり右脳に関する研究を待つことにしよう。